この記事では、メンズエステ開業における物件選びについて取り上げています。
「とにかくメンズエステを開業したいから物件はどんなのでもいい」と言う人もいますが、物件選びはとても重要です。
物件が良くて成功する事はありませんが、物件が悪くて失敗する事はあります。
メンズエステに物件を貸してくれるオーナーは減ってきたので、最高の物件を探すことは困難ですが、何を妥協して何にこだわるのかを考える必要があります。
この記事では、許可の有無や部屋の間取りなどについて解説していきます。
メンズエステの開業に興味がある人は以下の記事も合わせて読んでください。
許可は取ってほうが良いの?
では早速、メンズエステの物件で許可の有無の選択について解説していきます。
ここ数年でメンズエステ店が爆発的に増加したので許可有の物件が市場に出る可能性は少なくなりました。
仮に出たとしても情報が公開された途端に申し込みが数件入る部屋もあるくらいです。
しかし、無許可で適当に開業するのかというとそれも問題があります。
それぞれにメリットもデメリットもあるので、詳しく説明していきます。
許可有の物件
メンズエステの物件で一番良いのは、許可があり、家賃が適正で部屋が綺麗で駅から近いことです。
しかし、そんな物件は存在しません。許可有はそれ相応の部屋のグレードになります。
簡単に特徴について述べます。
- 家賃が高い
- 見つけにくい
- 築年数が古い
- 駅から遠い
- 安心して営業できる
これだけ読むとメリットのほうが少なく感じますが、安心して営業できる事は最大の利点です。
確かに、敷金礼金も高くなりますし、物件のせいで初期費用が高くなります。
さらに言えば、築年数が古いので部屋だけでなく共用部分も汚いです。
しかし、許可があるので部屋の中は改装できるため、他店と内装で差をつけることができます。
人気店になり部屋の出入りが多くなっても苦情や追い出される心配もありません。
メンズエステに物件を貸すようなマンションやビルなので、借り手が少ないです。つまり、駅から遠いなど利便性が悪いです。
まとめると、許可有の物件は「安心して営業できるけど、グレードは低く家賃は高い」という事です。
許可有の物件はなかなか見つかりませんが、開業支援やフランチャイズの契約者には未公開物件などもご案内できるので相談してください。
無許可物件
ここ1年で開業した店舗の多くは無許可で営業をしています。
一番のデメリットは、何かトラブルがあったら即日退去させられる事です。
許可有の場合と逆になりますが、利点などを紹介します。
- 家賃が安い
- 好きに選べる
- 共用部分が高級
- 駅から近い
- トラブルで即日退去
メンズエステを開業する際に無許可の物件が選ばれる理由は複数あります。
一番は物件が比較的すぐ見つかる事になります。開業したいのに物件選びで半年以上待ちたくない人がほとんどです。
さらに初期費用が抑えられる事もメリットです。中には駅から近く綺麗なのにフリーレントがついてきて初期費用が20万以下の物件もあります。
客商売なので何かしらのトラブルが起きる可能性もあります。そういった際には即日退去させられる覚悟は必要です。
実際、それで閉店している店舗も数多くあります。人気がある店や系列を複数営業しているグループはリスク管理で許可有を営業している可能性が高いです。
リスクはありますが、費用の面やトラブルの可能性がとても低い事を考慮して、この方法で開業する人が多いようです。
ただし、無許可でも住民とトラブルが起きにくい物件選びのポイントはあります。
部屋の間取りはどうするべきか?
物件を決める際にどの間取りで営業するのかを決める必要があります。
結論から言うと客に一番人気は1R、営業しやすいのは3LDKです。
では早速、間取りについて説明していきます。
1Rは客にもセラピストにも人気がある
1Rタイプのマンションはプライバシーが保たれるのと高級感があるのでお客さんにもセラピストにも人気がある間取りです。
物件数も多いので、開業する際にもすぐ見つかります。
他に事務所がある店舗などは1Rを増やして店舗を拡大しています。
家賃や初期費用も安いので開業する最初の一部屋としても人気があります。
様々なリスクを考えても無難な選択と言えるでしょう。
2LDKは一番費用面でありがたい
2LDKは一部屋当たりの家賃が安くなるので費用面では一番お得です。
メンズエステを開業したばかりでも2部屋であれば出勤も集客もそれほど苦戦しないので最初から2部屋で始める人が多いです。
詳しくは今回は書きませんが、2部屋と1部屋では売り上げが倍以上異なります。
2LDKであれば物件探しでもそれほど苦戦をしないので、開業当初からも選ばれやすいです。
3LDKは事務所も併用できる
2部屋は施術室として利用して、1部屋は電話受付などのスタッフの部屋と利用できます。
家賃が高いのと見つかりにくいので、3LDKで営業している店は少ないです。
オーナーが現場の仕事もこなすなら事務所は必要ありませんが、拡大にしたがい男子スタッフを雇うなら3LDKが一番オススメです。