当記事では、メンズエステの施術に股関節のストレッチはどんな効果があるのか、股関節の役割や仕組みなどについて説明しています。
「メンズエステに股関節のストレッチなんて必要ないでしょ?」と考える人はいるかもしれません。しかし、股関節のストレッチはメンズエステに来る客層に非常に合った施術内容です。
メンズエステは「精神的癒し」を求めてくるお客さんが多いですが「肉体的癒し」も提供できるに越したことはありません。
実際、リンパの技術だけでなくストレッチ技術も高いセラピストの方が「長時間コース」を選ぶお客さんが多いです。
股関節について理解してからの方がストレッチの効果を高められるため、まずは筋肉などについて説明していきます。
Contents
股関節とは
股関節とは体内で最大の関節であり、寛骨と大腿骨を連結しています。上肢だと肩関節に相当しますが、肩関節より安定で強固な構造をしています。
最大の関節であるため、ストレッチ効果も最大であると考えられます。特に加齢により筋肉の衰えや柔軟性が低下するため、メンズエステの客層には適したストレッチ箇所と言えるでしょう。
メンズエステ講習では実際に触って動かして学びますが、以下では文章で筋肉や運動の役割について説明します。
股関節の運動
球関節なので様々な動きができます。その動きには「屈曲」「伸展」「内転・外転」「内旋・外旋」「開排」があります。
屈曲は大腿(太もも)を前に挙げる動きで、伸展は屈曲から元に戻す動きと考えればわかりやすいでしょう。
ややこしいのが今から説明する事で、内転は前後軸を運動軸として太ももを内側に動かす事で、その逆が外転です。バスケのサイドステップは外転で、平泳ぎのキックは内転です。
内旋は大腿骨の垂直軸を運動軸として太ももの前面が内側に向かうように動かすことです。サッカーのインサイドキックは外旋で、ゴルフのスイングの前足が内旋です。
股関節の筋肉
股関節の筋肉は人体の関節の中で最大です。
スクワットをすると代謝が良くなると聞いた事があると思いますが、最大の筋肉だから代謝がよくなるのです。
そのため、スクワットと同様にストレッチでも最大の効果が見込めるので、メンズエステのストレッチにも取り入れるべきなのです。
- 腸腰筋
- 大腿四頭筋
- 縫工筋
- ハムドトリングス
- 殿筋
- 内転筋群
- 回旋筋群
ハムストリングスや大腿四頭筋など、さらに細かく分けることができますが、煩雑になるのでまとめてみました。
このように、股関節には多数の筋肉あるのでストレッチの効果がある事がわかります。
股関節ストレッチの効果
今まで股関節について何となくわかってもらえたと思うので、次はストレッチ効果について説明します。
以下の効果は股関節に限らず、肩関節のストレッチでも認められます。
- 全身のコリの改善
- 姿勢が良くなる
- 腰痛・膝痛の改善
- 代謝が良くなる
股関節の柔軟性が足りないので骨盤が後傾してしまい、姿勢が悪くなり腰痛や膝痛を引き起こします。
ストレッチにより柔軟性が増すと姿勢が改善され全身の血流が良くなり、コリの改善にもつながります。
さらに代謝が良くなり疲れにくい体を手に入れられます。
メンズエステの講習でストレッチに力を入れて指導する時間はなかなか無いので、学ぶ機会は少ないかもしれませんが、これだけの効果があるのでお客さんの満足度が上がります。